一般社団法人
群馬バイオマス活用協議会
循環型社会の構築をめざして
一般社団法人群馬バイオマス活用協議会は、地域に潜在し未利用のままになっているバイオマスを地域資源として活用し
持続可能な地域づくりを支援することを目的に結成されました
代表理事挨拶
加藤 修一
本協議会は、2019年に一般社団法人に移行しました。今までに数多くの視察、公開講座の開催などの活動を、
積極的に進めてまいりました。これも一重に多くのバイオマスに関心をお持ちの方々、群馬県・市町村、
関連企業などをはじめとする関係諸団体、行政機関の多大な協力、ご支援の御蔭であります。
心から御礼を申し上げます。
バイオマスは、化石資源が、使い切れば終わりなるのとは異なり、再生可能時間の見通しを
間違えなければ、政策的にもカーボンニュートラルな資源であり、再生可能な資源といえます。
2019年、新しい欧州委員会のスタートにあたって、「グリーンデール」を優先的に進めるなかで大陸として初めて、
2050年気候中立、即ち2050年には、排出量ゼロを目指すとの野心性を示しました。本年中に法制化のようです。
その中心的な課題の一つは、“グリーン”を厳しく分類(タクソノミー)することにあります。
石炭などは当然除外されCO2排出に係るエネルギーに関しては、基準が厳しくなると考えられています。
これは言い換えると「グリーンウォッシング」(注)を最大限に回避し、グリーンを選択し集中することにあると思います。
必ずしも多様、豊富なバイオマスが、優遇されるとは限らず、科学的な検証を経て政策が
作り上げあげられていくのだろうと注目されています。
今日は、危機の時代ともいわれています。リスクの海に浮かぶ社会、リスク社会といわれて久しいです。
私達は、コロナ禍、気候変動、化学物質汚染、災害などの危機の時代を生きなければならない。
本協議会の定款には、「地球環境が急速に深刻化する現実に鑑み、『応戦』すべき永続的なバイオマス活用の推進を図り、もって持続可能な循環社会の構築に寄与する」とあります。人類は度重なる危機に遭遇しても英知を発揮し
可能性を広げ希望を逞しくし、「応戦」(年報参照)を間断なく続けてきたと思います。
これは「挑戦」を乗り越えて未来に向けて価値を見いだす不断の戦いです。そして、最終的には乗り越えてきました。
本協議会は、微力ながら2030年目標のSDGs(持続可能な開発目標)を旗印に
バイオマス活用による地域からの応戦、実践的啓発を地道に続けてまいりたいと思います。
Think Globally, act Locally (1992年第一回地球サミットで広がったことば)
(注) グリーンウオッシングー検索エンジンなどより要約
上辺だけは環境保護に熱心に見せること。「グリーン=環境に配慮した」と安価な”漆喰・上辺を取り繕う"という意味の
英語「ホワイトウォッシング=ごまかす、うわべを取り繕う」を合わせた造語。主に企業広告や企業活動などで使用。
加藤 修一
学術博士(地球環境科学)、小樽商科大学教授を経て政界に転身、
3期18年、環境副大臣などの要職を歴任、「バイオマス活用推進基本法」等の議員立法の立案、法制化。高崎市在住。
エネルギー戦略研究所シニアフェロー(2013年11月~)、京都大学大学院経済学研究科特任教授(2014年4月~2021年3月)
著書に「再生可能エネルギー政策の国際比較」(共著)等がある。
一般社団法人群馬バイオマス活用協議会について
設立
2013年3月 任意団体として設立
2019年10月3日 一般社団法人に移行
目的
地球環境が急速に深刻化する現状に鑑み、“応戦”すべき永続的なバイオマスの活用の推進を図り、持続可能な循環型社会の構築に寄与する。
事業
1.バイオマス活用に関する調査及び研究
2.バイオマス活用に関する情報の収集、提供および普及啓発
3.バイオマス活用に関する講習会、研修会の開催
4.その他当法人の目的を達成するために必要な事業
役員
代表理事 加藤 修一
理事 塚田 敏則
理事 山縣 克実
理事 堀口 理恵子
監事 佐伯 英一
活動・取り組み
一般社団法人群馬バイオマス活用協議会は、2013年の結成以来10年間にわたり、バイオマスを地域資源として活用し、持続可能な地域づくりを支援することための勉強会や、公開セミナー、報告書の発行などの活動を行ってまいりました。
公開セミナー
2023年11月17日、公開セミナーを開催します
報告書の発行
年間の活動の成果や研究結果をまとめた「地域社会とバイオマス」を発行しています
バイオマス活用施設見学会
国内各地のバイオマス活用の先進事例を見学し知見を深めています
2023年11月17日、公開セミナーを開催します